新燃岳噴火災害復興祈念植樹ツアー 活動報告その①!

 こんにちは プレゼントツリー事務局です。

行ってきました、2月25日(土)~26日(日)の2日間、宮崎県高原町の復興祈念植樹ツアー!

東京・大阪からの参加者は25名。到着した宮崎空港出口では、吉本住みます芸人「ちきんなんばん」の2人が歓迎のお出迎え。

バスに乗り込み、まずは腹ごしらえ。高原町の手打そば庵「みやなが」で、手打そばと地元素材からつくった天ぷら(山菜や野菜)や手作りこんにゃくなど、美味しいお料理を満喫。おそばも地元産のそば粉から打っているのです。

(肝心のおそば、写ってない...)

お腹がいっぱいになったところで、今度は農業体験。まずは、「麦踏み」。霧島連山に囲まれた広大な麦畑。まだまだ若い麦の葉を踏んじゃうなんて、なんて残酷っと思いきや、これは丈夫に育つためには必要な作業なんだとか。

この大麦の種類は「ミヤザキハダカ」。まぼろしの麦で、たまたま農業研究機関の冷蔵庫に種が残っていて、それを復活させたそうな。今ではこの地方でしか生産していないのだとか。「ミヤザキハダカ」でつくった焼酎「駒」は、とっても希少なもの。もちろん、買って帰らない訳がありません。

こちらは杜の穂倉」という高原町や近隣地域の名産食材やおそうざいを売るお店。お野菜をはじめ、果物、地蜂のハチミツ、菜種油、地元産小麦粉やそば粉の加工品などが並んでいます。参加者は大興奮で買い物に夢中!かご満杯にして、宅急便で送る方も!

お次は「椎茸のコマ打ち」。椎茸栽培の原木に、コマ(椎茸の菌がついた小さな弾のようなもの)をカナヅチで打ちこんでいくのです。原木になるのは10年生くらいのクヌギの木。椎茸農家さんは、この木を切るところからが仕事です。コマを打ちこんでから椎茸が生えてくるまでには、約2年もかかるのだそう。普段何気なく食べている椎茸も、じっくり味わっていただかなくては...と参加者はしみじみ思ったのでした。


(↑ これがコマ)

麦農家さんも椎茸農家さんも、新燃岳の噴火で甚大な被害を受けたとのこと。立ち入り禁止地区になってしまったり、椎茸が全滅してしまったり、地元の農家さんから直接伺うお話はどれもご苦労の程が実感として伝わってきました。自然の活動が、直接的に仕事に影響する農業。私たちは、日々そういうリスクを伴いながら美味しい食材を生産してくださる農家さんに、本当に日々感謝しながらお食事をいただかなくてはいけないのだな、とあらためて思いました。「いただきます」とは、感謝を表わす本当に素敵なことば。

さてさて、いよいよお宿の「極楽温泉」に到着。

霧島連山を望む田園に建つ一軒宿。一彫石の内風呂は黄土色、露天風呂には霧島連山の地下300mから湧き出る湧水を利用した湯をたたえます。

夕飯前に簡単な自己紹介と「ちきんなんばん」のネタ見せ。皆さんで笑って乾杯をした後は、お待ちかね、宿自慢の炉端料理。

地の食材を使ったなんとも贅沢なお料理の数々。山女の塩焼き、生あわびの網焼き、宮崎牛の網焼きなど、盆暮れ正月がいっしょに来た感じ。皆さん、大大満足の様子でした。


(↑ 環境リレーションズ研究所理事長/鈴木<前列左>)

今日は一日、お疲れ様でした。明日は、メインイベントの植樹!ゆっくり休んで、万全の体調で臨みましょう!

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