山梨県甲斐市

甲斐の里山に、水源の森づくり。

山梨県甲斐市の北部に位置する清川地区は、嶮しい山々に抱かれ、春には雪どけ水が川へと流れ込みます。
地域によっては絶滅が危惧されるハコネサンショウウオは、このような川の源流付近の水のきれいな場所に卵を産み、
成体は渓谷沿いの森林に棲みます。
私たちはヒノキの伐採跡地に広葉樹を植え、希少生物をはじめ多様な生き物や人びとに恵みを与える、清らかな水源の森をつくります。

山梨百名山に抱かれる山合いのまち
山梨県甲斐市は、甲府盆地の中西部にある南北に細長いまちで、旧町名でいう竜王町、敷島町、双葉町から構成されます。旧敷島町にあたる北部は森林資源の豊富な山岳や丘陵地帯、中南部は釜無川の左岸に展開する平野部で市街地が形成されています。

「Present Tree in甲斐」の植栽地は、富士川水系の亀沢川流域北部に位置する旧敷島町の清川地区にあります。この辺りは、太刀岡山、曲岳、黒富士といった山梨百名山の懐に抱かれる山岳地帯で、春には雪解け水が川へと流れ込みます。亀沢川は甲斐市街を流れる釜無川へとつづき、甲斐の人びとの大事な水源です。

また、旧敷島町地域は、近世には城下町甲府の近郊として材木などの資源を供給し、近世には北山筋12か村が杣(そま)御用を務めていました。このように昔から林業がさかんだったこの地域でも、近年は手入れ不足の人工林や伐採跡地が少なくありません。


森を育て、多様な生物と人びとの命をつなぐ
「Present Tree in 甲斐」では、ヒノキの伐採跡地にブナやクリなど地元植生の広葉樹4種を植え、標高1,000mを超える山岳地帯ならではの美しい森林景観を復活させ、亀沢川の源流近くの水源涵養林を育てます。

地域によっては絶滅が危惧される「ハコネサンショウウオ」は、標高500~2,500mの山地の渓流周辺部に生息する両生類ですが、このような川の源流付近の水のきれいな場所に卵を産み、成体は渓谷沿いの森林に棲みます。

森林伐採、河川開発、水質汚染などにより、生息数が減少しているハコネサンショウウオなどの稀少生物が再び棲む日を願い、多様な生物や人びとの命をつなげる清らかな水を育む森づくりをめざします。

プロジェクト概要

目的:
水源涵養林の育成
協定期間:
2014年5月2日~ 2024年3月31日
所在地:
山梨県甲斐市上芦沢平見城1294-1
管理者:
中央森林組合
地積:
4.28ha
樹種:
クリ、ブナ、キハダ、ケヤキ
  • 植栽地からは、南アルプスが一望できます
  • 釜無川
  • ハコネサンショウウオ(撮影:吉田 譲)
  • ドローンで上空から撮影した植樹地
  • 2014年5月の植樹イベント
  • 記念撮影
  • 富士山も見えました!

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