熊本県山都町

森づくりで、豊かな生態系を育む“有機の里”を守ろう!

日本の有機農業発祥の地といわれる熊本県山都町(やまとちょう)。
森が育む豊かな生態系は、やがて多様な生物と人びとの命をつなげます。  

日本の有機農業発祥の地といわれる熊本県山都町は、「九州のへそ」とも呼ばれ、日本百名山の一つ、阿蘇山を形成する南外輪山を抱き、南側は九州山地に接しています。火山活動により生まれた豊かな地形と清らかな水は、絶景”蘇陽峡(そようきょう)”や名勝”五老ケ滝(ごろうがたき)”など多くの景勝地をつくり、美しい自然を育みました。

町のシンボルである通潤橋は、谷が深すぎて水を引くことができなかった白糸台地に水を送るため江戸時代に架けられ、国の重要文化財に指定されています。通潤橋から運ばれてくる川の水は白糸台地一帯の棚田を潤し、有機農業の発展に寄与すると共に、豊かな生態系を育んでいます。

有機農業を核とした、地球と人と命との有機的な繋がりと、美しい景観とを次世代へ継承し、将来にわたって豊かな自然を守ろうとする持続可能な町の取組は、国から【自治体SDGsモデル事業】に選定されています。

一方、町の総面積の約7割を占める森林は、所有者の高齢化が進み、継続的な管理が困難になっています。自然災害が多発する山都町で、荒廃林や伐採跡地が増えることは大変危険であり、「緑の砂防ダム」の整備が急がれるとともに、有機の里を支え続けてきた豊かな生態系の源である森林の維持・回復は必須です。

そこで、「Present Tree in くまもと山都」では、スギの皆伐跡地に、地元植生の広葉樹を植えることで、人々を災害から守り、生き物たちが再び戻ってこられる生態系豊かな森となるよう育てていきます。

山都町が脈々と受け継いできた美しい環境が、100年後まで存続し続けるため、苗木の里親と町民との交流イベントを継続的に開催することより、植樹や育樹の作業を通して、町民と都市部市民との交流人口の増大と山都町の振興にも寄与していきたいと願っています。

プロジェクト概要

目的:
生物多様性の保全と緑のダムの再生
協定期間:
2021年6月30日~ 2032年6月30日
所在地:
熊本県上益城郡山都町荒谷字吉ノ谷・金山谷
管理者:
緑川森林組合
地積:
3.91ha
樹種:
アカガシ、シラカシ、タブノキ、ヤマザクラなど
  • 植栽地から見える山々(スギの伐採跡地)
  • 鮎の瀬大橋からの風景
  • 町のシンボル通潤橋
  • 棚田の風景
  • 円形分水から通潤用水に水が運ばれています
  • 通潤橋から徒歩圏内にある「五老ヶ滝」
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