北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター

いのち豊かな混交林の再生をめざして

北海道北部には、開拓や自然災害などによって森林が消失した跡に、ササ地(や外来種による人工林) が拡がっています。この地に、開拓が始まって以来最もその数を減らしてきた在来種・アカエゾマツを中心に植え 、多くの動物や植物が生息する、いのち豊かな針広混交林(しんこうこんこうりん)を再生します。

道北の北海道大学研究林は、総面積が約6.7万haと、東京23区を上回る広さを誇ります。

元々この地には、アカエゾマツやトドマツなどの針葉樹とミズナラやイタヤカエデなどの広葉樹が混ざった「針広混交林」が拡がり、テシオコザクラやオオバナノエンレイソウ などの草花の外、エゾヒグマやオジロワシ、イトウなど、今では絶滅が危惧される動植物が多数生息する豊かな生態系がありました。

しかし、開拓以来の大規模な森林伐採や山火事と、台風や大雪などの自然災害が度重なり、その爪痕は林内の至るところにササ地として残されています。厳しい気象条件の中で、ササ地が森に戻り本来の機能を発揮するまでには気が遠くなるほどの年月がかかります。

そこで、プレゼントツリーでは、このようなササ地や、外来種が植栽された人工林を対象に、 「原生的な森林生態系のプロセスや特性を取り入れた造林 」を研究・実践する北海道大学に協力し、元の針広混交林の再生に取組みます。それは、生態系全体の持続可能性を考慮した、理想的な森づくりです。

プロジェクト概要

目的:
生態系全体の持続可能性を考慮した針広混交林の再生
所在地:
北海道雨竜郡幌加内町字母子里
管理者:
北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター
地積:
1ha/年ごとに更新
樹種:
アカエゾマツ
  • 国最大の人造湖である朱鞠内湖を取り囲む森林圏ステーション
  • 一面ササに覆われた林内
  • 北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター
  • 正面口
  • ササ類を重機で取り除いた(掻き起こし)後、アカエゾマツを中心に植栽
  • 植樹された苗木
  • 冬の林内
  • 2006年からプレゼントツリーによる森林再生活動がスタートしました
  • 植栽する苗木を育てている名寄林木育種試験地
  • アカエゾマツ
page top