飛騨高山 岐阜県高山市

飛騨高山に、水が育つ森を。

すべての生命に必要な水。その水をつくっているのは森です。
わたしたちは、飛騨高山にある伐採跡地に広葉樹を植えて水源涵養林をつくることをめざしています。
あなたの贈った樹が、土壌を守り、雨を吸収し、やがて恵みの水と森をつくります。

山林と峡谷に囲まれた飛騨高山
高山市のある岐阜県飛騨地方は、東西を険しい山に、南北を厳しい河川峡谷に囲まれています。高山市は日本で一番広い市町村で、その面積は東京都とほぼ同じです。土地のほとんどが山林で、その森林率は約92%に及び、際立って森林の面積が多いところです。

市の中心部には江戸時代以来の城下町・商家町の姿が保全されており、その景観から「飛騨の小京都」と呼ばれています。観光ガイドでは飛騨高山と記され、また、世界遺産としても有名な 「白川郷」があり、全国各地から毎年非常に多くの人が観光に訪れます。

「Present Tree in飛騨高山」の植栽地は高山市清見町にあります。町のほぼ中央を南北に縦断する「飛騨せせらぎ街道」では、美しい清流のせせらぎとともに、夏には新緑、秋には紅葉など、四季折々に大自然を満喫することができます。

この川のせせらぎ、人間やすべての生きものにとって大切な水がもたらされるのは、豊かな森林のはたらきがあってこそです。

恵みの水をもたらす森を育てる
「Present Tree in 飛騨高山」では、きれいな水を守るための水源涵養林を育てることを目的としています。日本の多くの地域でみられるように、森林面積の多い高山市でも、国産材価格の低下などによる林業の衰退から、森林の間伐不足や伐採跡地が少なくありません。

そこで、私たちは伐採跡地に落葉広葉樹を植えて、森林本来のはたらきを再生させ、人々に恵みの水をもたらす森を育てていこうと考えています。「森」と「水」、大切な宝物をこの地に集まる人びとや動物のために。自然の恵みを未来に贈るエコアクションです。

プロジェクト概要

目的:
森林再生啓発・水源涵養林の育成
協定期間:
2024年8月29日~ 2044年8月28日
所在地:
岐阜県高山市清見町巣野俣小イト1200-9
管理者:
株式会社小林三之助商店
地積:
9ha(新協定エリア)
樹種:
ミズナラ、ケヤキ、ブナ、 ヤマザクラ、ヤマグリ
  • 昔ながらの建築様式「合掌造り」の家々を今に残している世界遺産「白川郷」
  • Present Tree in 飛騨高山(開始当初)
  • 2011年からスタートした「Present Tree in 飛騨高山」
  • 2011年10月の植樹イベント
  • 川上川は、清見町を流れ、高山市中切町付近で宮川(神通川)に合流します
  • 植栽地に現れたニホンカモシカ
  • 植栽地に生息するイワナ
  • 紅葉が美しい「飛騨せせらぎ街道」

経過写真

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